暇とか書いてるけど
本当は暇じゃない。
実際は週7日働いてるしね。
まだおかんがガンってわからなかった時はむしろ暇な時間が大好きだった。出来る限り部屋にこもってるか、インパしてるか。あとは舞台以外の趣味をもくもくとやるか。
でも今は全然変わってしまった。家族の問題も、自分の将来のことも何も考えたくなくて、でもとりあえずお金は稼がなきゃいけないから隙あらば副業をいれてる。
仕事内容の割には時給いいからさ。
あんまり人前で泣いたり怒ったりするのが出来ないタイプだけど、限界を迎える時はあった。あれはどちらも学生時代の時だった。私の場合はどうも原因の人間の前で突然泣き出して、もう止まらなくなるのが決壊の合図みたいだ。
でも誰も助けてくんねーんだよなぁ。
あー隣うるさい。
うちのアパート、見てくれは良いけど中身は薄い木造だから、となりのウーハー音もくしゃみの音もよく聴こえてイライラする。
でも引っ越す気力ねーや。
話とっちらかったけど、とにかく生活が全然変わってしまった。
変わったけどずっと辛いままだ。暇でも忙しくてもそれは変わらない。
こればかりは推しがいてもどうにもならない。もし推しとおかんがピンチで、どちらかしか助けられないって言われたらおかんを選ぶと思う。
だって私にとって全てをさらけ出せるのはこの世におかんだけだったから。死んだ父は私のトラウマの塊だったし、兄弟の仲は冷え切っててもはや他人同然。二人とも私のことを心配してるらしいが、私が推しのためにと思うことと同じくらい薄っぺらくて、これっぽっちも本人のためになってない。
なんでそんなに愛してる母親を置いて一人暮らししてるか?次男が私とおかんを会わせないからだ。おかんに会うと私がこれから一人で生きていくのが辛くなるからだと。いやいや、もうとうの昔から大分やばいですよ。
今のおかんにはもう頼れない、本音なんて言えない。昔の楽しかったことはもう二度と出来ない。もう誰にも頼れない。
おかんがこの世から消えたら自分がどうなるのかわからなくて恐ろしい。何も考えたくない。
この三日間、客にも上司にも振り回されて散々だったのにさらに帰宅途中で買ったパン一個道に落とした。なんて週末だ。